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見えない敵「工作員」は存在するのか?
2007/4/27 金曜日 4:08:44 | エッセイ — By ebifly

ニュース速報板などを見ていると「宣伝スレ立てんな死ねクズ」「工作スレ立てんな」「宣伝乙」「また工作員かよ 氏ねよ」「>>1は工作員」「工作員がウザい」「いい加減にしろよ糞工作員 あんまり見えない敵と戦わせんな氏ね」などなどの見えない敵、通称「工作員」と戦うレスやスレが今年に入ってから、正確には昨年中盤あたりから急増しており、現時点でほぼピークと言ってもいい状態が続いているわけですが、なぜこんなことになったのだろうか?
1.クチコミ商法
この背景として、ネットで活用されるいわゆるクチコミをあてにした宣伝手法というのが確立されつつあり、それを活用した広報活動が広く行われているという実態がある。正直、クチコミを最初から目指した広報活動というのはド素人もいいところで、クチコミが成立するのはその商品やサービス自体にそれ相応の魅力というものが必要で、なおかつクチコミで広まるための条件というのもすでに1980年代にひとつの学問としてのレベルまで海外では昇華されており、書籍も何冊か出てます。それがなぜこんなに突然火のついた家みたいにメラメラとネットで猛威をふるっているかというと、今まではクチコミ効果を計測する手法がなかったが、技術の進歩(いわゆるWeb2.0)の発展によって追跡調査が可能となり、費用対効果という視点で見た場合、勝手に宣伝されることで広まっていくクチコミというのが広報担当者(研究不足で予算も少ない素人担当)に馬鹿受けしたというのがある。一時期の韓流ブームみたいなものが起きていると考えればいい。結果、少ない予算で最大限の効果を上げる手法としてあちこちで取り上げられたわけで。
2.仕込みはばれると効果が出ない
こうやって広まったクチコミな訳ですが、これの最大のポイントは仕掛けていることがばれると一気に興ざめして効果が激減するという側面。つまり劇の裏方が見える、あるいはCGのあらが見える、などなどの「舞台裏」がわかるとおもしろくなくなるわけで。これは自主的におもしろいと感じて、人にもそのおもしろさを伝えたいという布教効果には「自分だけが知っているこのおもしろさ」という優越感があり、その優越感が実は仕組まれたものであるとわかると、自分の実力でない気がしてきて幻滅するわけですねん、当然なのねん。
3.原因と結果を求める
クチコミは仕込みがばれると効果が出ない、だからばれないようにしなくてはいけない、これも当然。ここで工作員がいるのではないか?という疑念をもたらすきっかけになるのが義務教育の弊害、「原因と結果の因果関係」を求めるという人間の性質に起因するわけでして。古くは宗教に始まり、最近ではそれが工作員という形を取っているわけです。
つまり、自然発生的なブームなんてものは存在せず、すべてに黒幕と裏方と絵図を描いている奴らが存在しており、そいつらが陰謀を張り巡らして利益のためにあらゆるリソースを投入しているのだ!というように考えた方があらゆる物事に説明を付けやすいわけです。
実際には残念ながらクチコミ商法は効果が限定的で、なおかつ仕込みは効果が無く、実際にはほとんど自然発生的(と言ってもやることは全部やっている、広告も出している)に流行が巻き起こっているのですねん、残念ながら。ほぼ99%の仕掛けや仕込みは一時的には盛り上がってもあっというまにしぼんでしまい、コスト的に見るとあんまりぱっとしないわけですが、時々当たる大ヒットがものすごい数字をたたき出すので、何もしないよりはまぁ万が一の効果を期待してやっておくか、ということになるわけですねん。
4.「2ちゃんねる」を利用した商売の存在
これはもう言うまでもなく山ほど存在しているわけで。というか、2ちゃんねる自体も商売で、くちびるおばけはその収益で暮らしているので、当然。これがすでに周知の事実となっており、結果的に上記の考えを促進させているわけですね。
・結論
工作員と呼ばれるものはほとんどが流行の一端を担う、あるいはその口火を切るきっかけとなる「ハブ的存在」あるいは「信者」と呼ばれるものであり、実際に会社が雇うことなどは極めて少ない。加えて、クチコミだけに頼るなどと言う恐ろしいことはしないしできない。また、宣伝スレを立てるというのもぶっちゃけ「そんな暇ないです」ということになるのでできない。理由は想像しているよりも広報の人員は少なく、時間は限られており、予算もそこまで潤沢ではないため。そして、予算が多い場合にはきちんと広告を出す。というのも、結局広告技術が進歩しているのできちんと「結果の数字が予測して確立できる」ため。結果が曖昧ふにゃふにゃなクチコミなんかに金かけるわけねーだろ、バーカバーカ!><
Topics: エッセイ |
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