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使いやすさを極めた先進的なアニメーションソフトウェアの開発
2006/2/23 木曜日 0:44:00 | にゅーす — By ebifly
本当かよ!という気がしないでもない。
報道関係者各位 2006年2月22日
プレスリリース NTT出版株式会社IPA未踏ソフトウェア創造事業
中島秀之PM2005年上期・下期採択プロジェクト
原田康徳PM2005年上期採択プロジェクト独立行政法人情報処理推進機構2005年上期・下期未踏ソフトウェア創造事業
中島PM・原田PM成果発表会・中島PM中間報告のお知らせ◆概要
今回、行います最終成果発表会は独立行政法人情報処理推進機構未踏ソフト
ウェア創造事業の中島秀之プロジェクトマネージャー(公立はこだて未来大学
学長)と原田康徳プロジェクトマネージャー(NTTコミュニケーション科学基礎
研究所)が採択しました2005年上期開発者8プロジェクトの成果発表会と
中島 秀之PMが採択しました2005年下期開発者2プロジェクトの中間報告です。独立行政法人情報処理推進機構
( http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/index.html )は日本のIT環境の推進を
行っております。その中のひとつである「未踏ソフトウェア創造事業」は
「IT人材の育成」の一環として進められております。独創的なアイデアを持った
個人の発掘を行うために、先進的な見地から積極的に独創性を評価するプロ
ジェクトマネージャーをIPAが産学界から任用しております。プロジェクト
マネージャーは自らが開発者募集要項を策定し開発者を採択します。
プロジェクトマネージャーは開発期間中、指導・助言・評価などを通して開発者
の人材育成を行っております。今回の成果発表会では中島 秀之プロジェクトマネージャーと原田 康徳
プロジェクトマネージャーが採択しました8プロジェクトの開発成果と
中島 秀之プロジェクトマネージャーが採択した2プロジェクトの中間報告を
発表いたします。開発者の開発成果の議論、商談の時間をご用意しております
ので、是非、多くの方々にご覧いただき、今後の開発の糧にさせていきたいと
考えております。
というわけで、IPA未踏ソフトウェア創造事業という税金の無駄遣いかも知れないプロジェクトの中で今回筆頭に上がっているのが「使いやすさを極めた先進的なアニメーションソフトウェアの開発」というおそろしげなもの。メインで携わったのは「しかと」とかのデザインをした「うるまでるび」とかいうペア。まだいたんだ?という気がしないでもない。
◇ご参考資料◇
<中島PM2005年上期採択者>
○「使いやすさを極めた先進的なアニメーションソフトウェアの開発」
うるまでるびMacromedia FlashやAdobe Livemotionの代わりとなりうるような日本製
アニメーションソフトウェアを、プロのアニメーション作家が、コンピュータ
グラフィックスとインタフェース研究の第一人者、パッケージソフトウェア
プログラマの第一人者の協力を得て開発する。提案者は、2004年度の未踏ソフト
ウェア創造事業において、使いやすさを追求した描画ソフトウェアの開発を
行ってきた。今回のプロジェクトでは、その成果を踏まえ、新たにアニメー
ションソフトウェアを開発する。
プログラムのしやすさより制作のしやすさを重視した基本姿勢、人間の感性に
応えるフレキシブルなタイムライン操作、描かれた絵を簡単かつ自然に変形
できるやわらかい技術、直接操作によるアニメーションの作成などを中心に、
複雑な操作を必要とせず、楽しく使うだけで人間の感性を引き出すソフトウェア
を目指す。
事業の成果は、プロのアニメーターにとって恩恵があるだけでなく、敷居が高
いと思われてきたアニメーション制作を容易なものにする。このことは埋もれ
る才能を発掘し、わが国の文化にも大いに貢献するだろう。また、このような
視点で作られたソフトウェアの存在自体が他の研究者やエンジニアに刺激と
なるであるうし、成果の応用によっては子供たちにもよい教材となるだろう。
提案者の実行能力は昨年度未踏事業にてすでに立証済みである。本提案は昨年
度のテーマと密接に関係しており、両者を通じて開発者が目標としている
「世界に通じるアプリケーションソフトウェア」が、IPAの支援により2年がか
りで完成することになる。
Flashの代わり…って、出力形式はちゃんと「.swf」はあるんでしょうか…。
以下、楽しそうなその他の発表の概要について。
○「政策コミュニケーション・プラットフォーム(Ver.1.1)の構築と実装」
島 広樹本提案は、政策に関する多様なコミュニケーションを支援するITを応用した
包括的な社会基盤(プラットフォーム)である、「政策コミュニケーション・
プラットフォーム(Ver.1.1)」(以下、「政策CP(Ver.1.1)」)の構築を
提案するものである。プラットフォームでは、政策形成のために多くの人の
知恵を引き出し、どのような政策を求めるかについて市民の一人ひとりが考え
ていくことのできるための具体的なツールを提供する。
政策CP(Ver.1.1)は、主に次のサブシステムにより構成される。
(1)モデル化された政策空間
(2)政策形成のためのネットワーク・システム
(3)政治家の政策ポジショニング・システム
(4)市民の政策ポジショニング・システム
(5)政策マッチング・システム
(6)政策パッケージの構成システム
(7)政策関連情報のモジュール化システム、及びこれらのリソースを用いた
各種アプリケーション。
政策CPのユーザとしては、政策に関与すべき様々なアクターが想定される。
大きく分類すると、市民、専門家、政治家、NPO/NGO、企業等である。政策
プロセスにおけるそれぞれのアクターの役割を再定義し、それぞれに対し、
その役割、能力、インセンティブ等に応じた政治参加のための具体的なツール
を提供する。例えば、市民にとっては、市民が自分たちの問題意識や支持する
政策を整理し、これに基づいてどの政治家を支持するのが合理的であるかを
検討することのできるツールを提供する。
政策CPは、単なる情報システムとして構築されるものではなく、新たな社会
システムを構築するものであり、情報システムはあくまで社会システムを支え
るものとして位置づけられる。民主主義の新しいモデルを提示し、政策プロセス
を再構築するとともに、社会と産業の発展に寄与したい。<原田PM2005年上期採択者>
○「動的キーワード抽出による映像コンテンツブラウズシステムの開発」
大坪 五郎昨今ビデオにHDが搭載されることが一般化され、大量の番組映像を記録する
ことが可能となっている。しかしながらそれを閲覧するインタフェースとして
は、キーワード検索、あるいは番組表形式にとどまっている。こうしたインタ
フェースはユーザーが「明確な要望を持ち能動的に検索する」場合には効果的
だが、家庭でTVを見るような「特に明確な願望はなく、ただ面白いものが見たい」
という場合には適していない。
申請者は「特に明確な願望がない」場合に、Web上の情報を流し見るインタ
フェースGoromiを開発した。今回の提案テーマでは、その経験及びインタ
フェースを利用し、初期キーワードを元に番組情報から関連キーワードを動的
に抽出、それらと関連番組の内容を2次元上に配置するインタフェースを開発
する。期待される効果は以下の通り。1)初期キーワードを思いつかない場合でも、画面上に提示されたキーワード
を選択、もしくは組み合わせることにより、興味の赴くまま映像を閲覧
できる。
2)自分が知らなかったキーワードがシステムから提示された場合、それを選択
することにより、全く知識も興味もなかった新しい番組に出会うことを可能
とする。こうした効果により、従らいHD内に死蔵されていた映像をより動的に楽しく
閲覧することを狙うものである。○「同一フレーム多時間を利用した映像アプリケーションの研究開発」
芝尾 幸一郎このアプリケーションは、新しい動画表現を簡単に編集・再生するための
ソフトウェアである。主に動画の時間軸を操作することで、新しい表現が可能
になる。その表現を簡単に実現するためのソフトウェアを作っていく。
今まで動画と言えば、一つの画面では一つの時間が流れていた(それは、映画が
写真という静止画を基礎として出来上がっていることからも推測される)。
私は、それを複数の時間軸が集まった動画で、一つの画面で表現するという形
に転換したいと考えている。
普通の動画では、登場人物や映像上の小道具などが全て同じ時間軸で動く。
私はそれを、各オブジェクト(登場人物、小道具)がそれぞれ異なる時間軸を
持っていたらどの様な映像になるだろうと夢想する。
本ソフトウェアは、そのような映像上の各オブジェクトに個々の時間軸を付与
することで新しい映像表現を簡便に制作できる動画編集・再生環境を作り上げ
ることを目的とする。具体的には、個々の映像オブジェクトの上にマウス
カーソルを持っていくとその映像オブジェクトの再生時間が変更されるような
インタラクティブな映像再生装置を目指している。○「バーチャルサッカーロボット作成キットOZEDの開発」
西野 順二・中島 智晴・久保 長徳・下羅 弘樹本プロジェクトで開発するOZEDはサッカーシミュレーションリーグの基準に
のっとったバーチャルサッカーロボット(エージェント)をルールベース
および、プログラムベースで開発するキットである。これをルールベースだけ
用いれば、中高生でも容易にロボットの行動制御を構築することができる。
さらに、プログラミングに興味がある上級者は内部を直接書き換えることで
ロボット制御の考え方やプログラミング技術を磨くことができる。直接
プログラムする場合にも、通信制御やプロトコルパーザなどといった無駄に
労力の必要な部分をライブラリパッケージとして用意するなど、さまざまな
レベルでの開発を可能としている。
ルールベース制御部には、ファジィルールを用いて直感的に行動制御を記述
できるようにする。またルールの発火状況を理解できるビジュアルルール
エディタを準備してルール制御を体感的に理解、構築できるようにする。通信
や基本行動を含めた本体部分はrubyパッケージで提供する。ドリブル、ボール
キープなど動的な問題における行動アルゴリズムを分析し直感的なオブジェクト
ライブラリとすることでチューニングをしながら、オブジェクト指向プログラ
ミングを学べるようなキットを目指している。
さらに特徴として、OZipEDというユーザインタフェースにより、バーチャル
サッカーフィールドに投入されたサッカーエージェントを人間が操縦する機能
をもたせる。この手動操作時にも、発火すべきルールが表示され、またログ再生
によってルール機能の観察・理解やデバッグに用いることができる。単に
バーチャルサッカーゲームとして使うことも可能である。○「動画閲覧方法の動的組み合わせのためのインタラクティブシステム」
高嶋 章雄・山本 恭裕本提案は、動画像を閲覧する際に、ユーザが能動的に閲覧方法を選択し、組み
合わせることを可能にするインタラクティブシステムを構築するものである。
これまで、動画像は、「作品性」の高いものを閲覧者が「消費」するという
ことが前提とされ、その閲覧方法も受動的なものであった。しかしながら、
動画像に対するユーザの接し方は、動画内容や、閲覧目的など状況に応じて
変化し、また、表示されている動画像の見えかたにも時々刻々と影響され続け
るものである。このような状況下においては、動画像表現の見えかたを動的に
変え得る環境が必要である。
本提案では、動画像を、時間的な属性と空間的な属性とを有するダイナミック
な情報ソースとして捉え、ディスプレイ上に表示される動画像を見ながら、
次にどのような閲覧方法で動画像を見るかを決定したい。という要求に応える
ことを目標としユーザが動画像の閲覧方法を選択すること、およびそれらの
閲覧方法を組み合わせる作業を閲覧の最中に自由に行うことの出来るインタ
ラクティブシステムを構築する。
システム構築にあたっては、まず動画像の特定の属性をインタラクティブに
操作することでディスプレイ上の見えかたを変化させるツールを複数選定する。
次に、ユーザが動画像閲覧の最中にそれらツールを選択し組み合わせることで
動的に動画像の閲覧方法を変更できる枠組みを構築する。○「スプレッドシートと様々なシステムを接続する
オープンミドルウェアの開発」
川谷 宗之本提案の目的は、スプレッドシートと種々のシステムを容易に接続するための
ミドルウェアを開発すること、及びそれを用いた制約スプレッドシートを実現
することである。スプレッドシートとは縦横に並んだセルに数値や計算ルール
を入力していくと自動的に数式を分析し、所定の位置に計算結果を反映して
くれるアプリケーションである。このように高機能なGUIを持つスプレッド
シートを種々のアプリケーション接続し、利用できないかと考えたのが、本提
案の背景である。
例えば、ある分散システムのGUIとして利用した場合、処理の結果を統計的に
解析、稼動状況等をグラフ化にするのも容易である。また、スプレッドシート
という直感的にわかりやすいGUIからパラメータの操作等もでき、ユーザビリ
ティの向上も期待できる。本提案では、以下の二点を中心に開発を進め、目的の実現を目指す。
1、スプレッドシートと様々なシステムを統合するためのミドルウェアの開発
シート上のデータを収集するモジュール、各種アプリケーションに接続する
際に使用するプロトコル、データ形式の差異を吸収するモジュール、また
それらを用意に追加可能にするためのプラグインマネージャを実装する。
本提案では Excelとの接続を目指すが、OpenOffice.org/Calcとの接続方法、
実現可能性についても検討する。
2、制約スプレッドシートの開発
制約スプレッドシートとは、セルを変数と見立ててそれらの関係を表す制約
を別のセルに記述することで記述した制約を満たす解を求め、シートに反映
するシステムである。本提案では、提案システムの応用例として制約スプ
レッドシートを実現する。○「Webデータ対応リアルタイムデータマイニングツールの開発」
若松 桜男大量のデータの中に隠れた情報(規則性、法則性、因果関係など)を導き出し
たり、また予測モデルの作成や最適制御を行う方法として、最近データマイ
ニングという手法が注目され始めたが、その有効性が広く認識されているにも
かかわらず、一般には普及していないのが現状である。
その理由としては、統計の専門家やプログラマが必要、運用に人手がかかる、
増大し変動する過去データに即応できないからである。
また、全世界のWeb上の膨大なデータや日々刻々と更新されているデータを予想
モデルや制御モデルの入力(説明変数)として取り入れて解析することにより、
これまでにない新たな宝(真理と法則)を掘り当てることができると私は考え
ているが、Webデータに対応したデータマイニングツールは見当たらない。
従って、これらの問題点を解決して、身近で実用的なデータマイニングツール
を開発し、一般に公開したい。機能の特徴は次のとおり。・有益な相関ルール(連関規則)を簡単に抽出できる。
・重回帰分析を用いて、膨大なデータから隠れた特徴や関係を見い出し、任意
の数量変数を予測するモデルを簡単に作成できる。
・統計の専門家が不要な簡易なインターフェースとし、マクロやプログラミング
が不要で、現場の担当者が容易に予測モデルの作成とそれを使ったシステム
を構築できる。
・予測因子をAIC法等により適切にかつ自動的に選択し、予測信頼性の高い
モデルを作成できる。
・予測モデルの作成時以降の実測データで検証し、これを予測モデル選定に
フィードバックできる。
・予測モデルの性質に応じて過去への検証結果と将来への検証結果の重み付け
を任意に設定できる。
・最適モデルの計算処理において、処理時間短縮のための独自の計算手法を
使う。
・増大し変動する過去データに即応して最適な予測モデルを自動作成できる。
・HTML,CSV,TSVなど様々なファイル形式で存在する表データを、インターネット
やディスクなどから媒体を選ばず収集できる。
・解析結果に悪影響及ぼす異常データや欠損データを除去・補完できる。
・予測モデルの更新作業を自動化し、人手を要しない。※ これらの機能の一部は、私が作成してインターネット上に公開している
数種類のソフトで実現しており、今後は不足する機能の実現に取り組み、
これらの要素技術を集大成する形で、目標とするデータマイニングツール
を開発する。◆成果発表会の開発概要
<中島PM2005年下期採択者>
○「帯域・記憶領域共有による管理者不在のセキュア分散ファイル管理」
井上 亮文・石原 礼男・大津 一樹・鹿島 隆行・手塚 伸本提案のプロジェクトは、通信帯域とディスク領域をシェアし、大規模ファイル
配信と大容量バックアップを実現する仮想ファイルサーバの構築であり、
さらに、ユビキタスコンピューティング環境でセキュリティに特化したファイル
の分散管理システムを構築することを目指す。
本プロジェクトは、いくつかの小規模なネットワークグループに仮想ファイル
サーバを設置し、仮想ファイルサーバ間で連携することにより、安全なファイル
管理を安価に行うことを実現するものである。各PCにおけるネットワークへの
参加・離脱は随時自由であり、モバイル環境による遠隔地からの参加や他の
ネットワークグループ内からの参加も可能である。
ユーザは仮想ファイルサーバにデータを保存し、仮想ファイルサーバ同士が
ネットワークグループを越えてバッググラウンドで相互データバックアップを
行うというのがシステムの基本構造であるが、本提案の主眼と技術はその遙か
に上方にある。既存のファイルサーバの使用形態とは異なり、サーバの管理者
を必要とせずにユーザが自分の責任において、安全にファイルの保存、共有、
配信を行えるシステムの構築を目指している。○「履歴の高度利用のための3次元GUIベースの情報環境の開発」
近藤 秀樹・小出 洋計算機上での活動の履歴を高度に活用する3次元GUIベースの情報環境を実現
する。このシステムは履歴の中で時間軸上に分散している活動の情報をつなぎ
合わせ、一連の意味のあるまとまりとして取り出し、3次元的に視覚化すること
で、人が直面するさまざまな問題解決に役立てるものである。
計算機上での活動履歴の中には、当面の問題解決に役立つ情報が多く含まれて
おり、適切な手段でこれらを取り出して、人の活動を支援することの有用性は
これまでにも示されている。本提案の前身の一つであるNecoLoggerでは、アプリ
ケーションにとらわれずに履歴を蓄積し、活動環境全体に分散していた情報を
関連付け、一連の関係する活動を取り出すことができていた。しかし時間的に
離れた一連の活動を関連付け、まとまったものとして扱って、そこから有益な
情報を取り出すことは難しかった。また、取り出した履歴情報の表示手法も、
平面上に検索結果のリストや画面イメージを並べるといったものであったため、
大量の断片的な情報を適切に扱えるものではなかった。
本開発では、履歴の中から一連の関連する活動を自動的、半自動的に取り出し、
それらの活動をまとめて3次元的に視覚化し大量の履歴をより見やすく提示して、
履歴の効果的な活用を実現する。
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