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ネットを使用不能にする最強の攻撃「ショベルカー攻撃」と秘密施設
2006/2/1 水曜日 1:43:01 | エッセイ — By ebifly
実況廃人の皆さんこんばんわ、そうでない人もこんばんわ。ネットに廃油をまき散らす史上最悪の揚げ物エビフライの楽しい内部情報の世界へようこそ。今夜はおまいらのようなひきこもりorたてこもりor中毒症状になっているインターネットを使用不能にする最強の攻撃「ショベルカー攻撃」と本当に存在する秘密施設について。
既にこの危ないネーミングだけで脳細胞だけやたら発達し、手足などの運動末端機構が劣化した貴公らのことだからなんとなく想像は付いていると思うが、「ショベルカー攻撃」とは単純に地下に敷設されている光ケーブルをショベルカーで掘り起こして切断するというただそれだけの攻撃だ。それ以前にそんなショベルカーごときで掘り返せるような場所にケーブルがあるの?という疑問があるだろうが、実は案外浅い。
ウイルスやワームより怖い地下ケーブルの切断(1)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20060125104.html
9日(米国時間)の昼過ぎ、アリゾナ州の田舎を走る州間道10号線の近くで、ケーブルテレビの工事業者が全長約800メートルのケーブルを埋めていると、ショベルカーが予期せぬものを引き上げた――事前告知にない光ファイバーケーブルだ。作業にあたっていたJKコミュニケーションズ・アンド・コンストラクション社のプロジェクト責任者、スコット・ヨハンソン氏は「パイプから光ファイバーが出てきた」と振り返る。「われわれはもちろん『やばい、何かに当たったぞ』と声を上げた」
砂漠に埋まっていたこの光ファイバーケーブルが釣り糸のように巻き上げられると同時に、ロッキー山脈の西側で数百万人の携帯電話加入者が利用する米スプリント・ネクステル社の長距離サービスが不安定な状態に陥った。また、同社のネットワークを経由する大陸間のインターネット・トラフィックも速度が極端に遅くなり、同社のサービスで各オフィスのネットワークをつないでいる企業のなかには、通信がまったく遮断されてしまったところもあった。
結局、バックアイという町のはずれを通る未舗装の道のそばに掘られた1つの穴が、3時間半にわたる全米規模の回線障害を引き起こしたわけだ。しかも、この穴はそれほど深かったわけではない。ヨハンソン氏は「すぐにケーブルにぶつかった」と話す。
今回の障害について、専門家たちはコンピューター・ウイルスやウィンドウズの最新のセキュリティーホールばかりに注意が集まっているが、米国にとって必要不可欠なインフラにおける最も脆弱な命脈が、文字どおり足元に埋まっていることを、まざまざと知らしめた教訓だと述べている。
ちなみにこれが衝撃のショベルカー攻撃の瞬間(違う)
http://www.wired.com/news/technology/gallery/1,70040,1.html
こんなこと日本で起きるわけがねーと思っているあまっちょろい人もいるだろうが、実際に日本でも起きかねない。というか、極端な話、相手の住所を突き止めることができるのであれば目の前の電柱に上ってそいつの家に引き込まれている光ケーブルとか電話線をぶったぎれば、そいつらはかつてないパニックに陥るという寸法だ。個人レベルでこんな攻撃を仕掛けるバカは滅多にいないが、企業レベルではどうだろう。オンラインオンリーで業務を行っており、しかもその比重が大きければ大きいほど致命傷になるだろう。かつてカカクコムが自前のサーバーを攻撃されて撃沈して損害が発生してついでに信用も一時的にではあるが落ちてしまったように、同様の攻撃を物理的、それも回線の切断という恐ろしく物理的な方法で実行される可能性があるわけだ。
もしもあなたがそういうライバル企業を破壊したいという何らかの、たとえばビジネス上の敵だとか、自分を不当に解雇した企業への恨みだとかを抱えていて、最大級の打撃を与えたい場合、このケーブルを切断するという方法はそれだけでは目的を達成できない。大抵は一カ所切断されても別経路で迂回する仕組みだからだ。だから、迂回できないラストワンマイルを狙わなくてはいけない。というか、ビルへの引き込みの線を切れば早い。しかしそうなると復旧も早い。大体3時間もあれば業者が駆けつけてとりあえず使えるようにしてしまう。やはり埋められているメインケーブルを複数見つけ出し、同時多発的に切断するのが一番だろう。それでもやはり復旧されてしまうが、それでもかなりの時間は稼ぐことができるはず。
中にはこう考える人もいるだろう、サーバの置いてあるデータセンターに侵入してラックを破壊すれば一撃死だ、と。そんなことをするぐらいならデータセンターにロケットランチャーを撃ち込んだ方が早そうだ。だが残念ながら大手企業はそれぐらいのことは昔から考えているので、実際には重要データは最低でも、自前と外部1、外部2に保管されていたりする。
ものすごーく有名な例だと、銀行と新聞社。銀行のデータやサーバは一体どこにあるのかというと、日本国中の何カ所かに分散していたりする。特に自前で用意しているいわば「最後の砦」は映画やマンガにでも出てきそうなことを本当にしていたりする。そのうちの1カ所に仕事の都合でおじゃましたことがあるが、はっきり言って「ここで映画の撮影しても誰も現実の場所とは思わない」ような雰囲気だ。詳しい住所は書けないが、大阪の中でも昔から地震に強いと言われており、実際に地盤もかなり頑丈で定評のある場所のど真ん中だったりする。しかも表向きはただの銀行などが出資して作った施設付属のイベントホールなのだから手に負えない。地上部分はかなり小さい。もちろんそこは単一の銀行が出資したわけではない。複数の銀行が出資している施設だ。というのも、さすがにここまで大がかりな施設だと単一の銀行では維持コストを捻出するのは割に合わないためだ。ここまで書けば銀行関係者でこういう施設担当の人なら書きすぎだと思うかも知れないが。
ではここから先は一部関係者でもあまり知らない実際の設備の話。まずバカみたいに岩盤まで本当に杭を差し込むことで耐震性を恐ろしいほど上げている。加えて、核戦争で核ミサイルが着弾して直撃することを想定しているので尋常ではないぐらいに地下に作られている。このことでわかるように、この施設は平地に建造されているのではない。肝心のデータセンター本体はこの施設(当然地下)の最深部ちょっと上あたりに存在しており、文字通り「ごうんごうん」とうなりをあげてデータを保存している。ここが最終的なバックアップ先となる。というか、日本国中の6割ぐらいの銀行データはここに集結しているので、ここを攻撃されたら営業ストップどころではなくなるかも知れないが、それはまた別の話。内部構造は普通のデータセンターと変わらないので、見学したことがある人ならなんとなく分かると思う。はっきり言って人間のいるべき場所ではない。通常のデータセンターと違うのは、ここが完全無人と言うことだ。地上の通常施設の方で普段は営業や受付、イベントを取り仕切っている社員が何人か常駐しており、何かあった際には地下に直行して操作することになっている。もちろん、自分たちがどれほど重要なものを操作しているかは知らない。つまり、そういうようなシステムになっていると考えてもらえばいい。銀行業務で一連のルーチンワークとしてどこかにデータを送信していると思うが、そのどこかというのがここだ。具体的には、送信しているはずの場所からさらにここへ送信されている。
この大深度地下空間はとにかく広い、バカみたいに広い。将来的なデータ設備増強を視野に入れて、最低でも100年間は使えるような設計にしてあるという。もちろん例のショベルカー攻撃にも備えており、常軌を逸しているとしか思えないが、バックアップ回線として既存のあらゆる通信方法を駆使して組み合わせてある。ケーブルが切断された場合には、迂回の回線を探すためにまずは電話線を。俗に言うISDN回線ですな。それから携帯電話網を。そしてさらにSFっぽくてステキなことに、衛星経由の通信を試みる。加えて、山一つ越えたところに通信設備が存在し、そちらへ無線での通信及びミリ波によるもっと遠方経由での通信も試みる。要するに「こういう方法で冗長化すれば安心だよね~」というあらゆる方法を採用しているというわけだ。これだけでもどれだけのコストが必要かがよく分かる。もちろん電源部分も自前の発電設備を持っている。さすがに核燃料は無理。ちなみに核攻撃を想定している理由は、この設備が冷戦時代に作られたものだから。いわゆる第3次世界大戦を想定しているわけですね。もっとも、通信関連は戦争を想定していない。災害レベルを想定している。
例の9.11事件以降は対テロリストということにも主眼を置いており、入り口部分は上下左右に極太の鉄柱を差し込んでロックするというかなりイカレた仕様になっている。セコムのセキュリティカタログの業務用で一番高級なタイプのさらに発展版みたいなものだ。一体どういう鍵システムなのかは未知数だが、きっとろくでもないものに違いない。いうまでもないが建築基準法は通過できないような建造物だ。だからといってれーぜー光線(レーザー光線を超える恐るべき光学兵器)
を照射するとかそこまでのものはないのだが。あらゆる陰謀論のほとんどは根も葉もないものだが、実際の必要に迫られて作られたこういう建築物は違法とはいえ、尋常ではないスケールを感じる。国の上層部と結びつくとこういうのが建造可能に日本でもなっているのだから、国家ぐるみで行っているアメリカとか中国が何を作っているのかと思うとガクガクブルブル。だから北朝鮮の扱いが丁寧なんです、よくわかりましたね。
で、新聞社の場合は銀行と違って、ここまで強固な地下施設は建造しておらず、地上施設だが、こちらは相当でかい。見た目は大きな運送用の倉庫みたいな感じで、エビフライが知っているのは地上6Fの高さ、地下3Fまであるという、超巨大な体育館みたいなもの。やたら広い敷地にぽつんとその建物だけがあり、入り口は1カ所しかない。敷地が広い理由はおそらく建坪率の問題だと思う。警備員がウロウロしていると言うこともなく、時々、保存するためのサンプルとなる新聞紙や交換部品を満載した軽トラックが入ってくるぐらい。表向きにはなんとか物流とか、ほにゃららデータとかそれっぽいことが書いてあり、どこそこ新聞というプレートがよく見ると敷地内に埋めてあったりする。一応こちらはちゃんと申請してあるものなので、興味があれば、調べるとどこにあるかは分かるかも知れない。新聞社の場合は本社などが襲撃されたり機能できないような状況になった場合のあくまでもバックアップなので、あんまり銀行ほどの陰謀は感じられないが、実際に目の前で見ると、あまりにも正々堂々としていて逆にビビる。やたらカラフルだし。念のために作ったという程度だが、それでもすごい。
聞いた話ではクレジットカード会社も同様の設備を持っているらしいのですが、見たことないです。どこかの某都市のど真ん中にあるビル一棟丸ごと秘密のデータセンターらしいのですが本当ですかね。VISA社員が知り合いにいますが、漏らすと速攻で首らしいです、当然だ。ちなみに銀行の件を知ったのはその施設を利用する際に知り合った頭取から。新聞社の方はいつも見かけるが何の設備だ?と不審に思って自力で調べました。大きくなる企業はそれなりのものを持っているはずなので、そういう大手企業に勤めている人はちょっと自社のことを調べてみると面白いでしょう。
ではでは、ごきげんやう。
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