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ソニーとSo-netが用意した、Aシリーズ促販用ブログ炎上の件について

2005/11/30 水曜日 8:03:52 | エッセイ — By ebifly

めざといおまいらなら既に把握していると思うが、ソニーがまたやってくれました。

Walkman A シリーズについての噂をまとめてみる。: 「よいしょブログ」逃走か?
http://gelauftman.seesaa.net/article/9671490.html

Propeller-head ONLINE: ソニーの自作自演力は世界一ィィィ!
http://www.propeller-head.net/archives/000830.html

炎上したソニーの販促ブログのコピー
http://akid.s17.xrea.com/…

さて……今さらソニーのことをなじっても仕方ないので、同様のことを考えている人向けの基本事項の確認。まず、ブログを販促に使う場合はコメント書き放題とかトラックバックし放題というのは絶対に厳禁です。全部、一端受け付けてから表に出してもいいものだけを表示するのがいいでしょう…。というか、コメントなんて販促ブログには不必要。よっぽど自信がある場合だけです。

次に、ブログでの記事の内容。一方的なマンセーに終始するのは危険です。私情や感想をできるだけ交えず、淡々と販促対象についての事実や特徴、魅力的な点のみを提示し続けていくこと、それが肝心です。言うなればテレビCMと同じ。あくまでもおもしろさ優先で。思わずツッコミを入れたくなるようなら合格点。その意味では今回のソニーの販促ブログ、必ずしも失敗ではないわけで。むしろソニーとしては「てへっ♪」とか言いながら開き直って、炎上するコメントやトラックバックも無視し続けて続行すべきでした。なぜなら、話題を作るという意味ではたとえネガティブであっても成功しているわけですから。もしこれが本当に注目に値しない商品の販促ブログであればこんなにたくさん釣れなかったはず。販促対象の商品の未完成具合や洗練されてなさ具合は、新機軸商品の序盤ということなのでむしろ当然。いわば金を取るβ版。それぐらいの気概で、批判や非難は全て受け止めつつ、それらのすべてを次の商品で改善すれば、今回の炎上及び総叩きやバッシングも「良い思い出」として成功事例に変換できたわけで。それができなかったのは、その責任を取る人物の器量の狭さでしょう……事なかれ主義者が責任者だと、こういうことになります。

そして販促ブログを行う上で最大のポイントは、目標を設定すること。極端な話、PVを稼ぐことが出来ればたとえ反応が批判ばかりであっても成功なわけですよ。なんといっても、実際の消費者からダイレクトにフィードバックしてもらうのが第一であり、こういうフィードバックのアンケートなどは今までお金を払ってしていたぐらいなのだから。それに費やすコストが低く抑えられるのであれば願ったりかなったり、それで評判になれば儲けものぐらいの感じです。

わかりやすく書けば、

1.コメントやトラックバックは検閲前提
2.記事内容は事実に基づくこと
3.PVが稼げればソレでよい

これが最低ライン。あと、どうしてこんな販促ブログなんてものが出てくるのかというと、こういう結果が出ているためです。

ブログ、SNS、そして2ちゃんねる、それぞれの利用者数の変化
http://gigazine.net/News/html/lg/000819.htm

掲示板全体をひっくるめると2005年9月の段階では、実利用者数は1462.5万人。
そのうち、2ちゃんねるを使っているのは989.9万人……。

次にブログを見てみると、2005年9月の段階では、実利用者数は2013.5万人。
SNSは189.7万人なので、絶対数から言えばブログの方が圧倒的に利用者数は多いということに。
SNSユーザー数はブログ利用者数の10分の1以下。

そして、2005年Web広告研究会「消費者メディア調査」の結果では、ブログでは主にネガティブではなく、ポジティブな意見が圧倒的に多いという分析結果が出ています。だから、マンセー記事満載の販促ブログを立ち上げて口コミ効果で売れるかも?などという底の浅い発想が出てくるわけで。はっきり言うが、中身が伴わなければ、注目は浴びられないわけで。そこのところを勘違いしすぎましたねん。同じ事を考えている販促担当や広報が身近にいる場合、そいつらの頭をぽんぽんと叩いておきましょう……。

Topics: エッセイ |

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